亀池掃除

掃除前

掃除後

水を入れた後

8月6日(火)

 本日、川通中学校のマスコットキャラクターかめたろうのモチーフとなった、亀の「トルト」と「タルト」が過ごす亀池の掃除をしました。科学技術部の生徒が部活動の一環として、亀池に溜まったゴミやヘドロを取り除き、亀や金魚、モツゴ(クチボソ)が過ごしやすい環境の整備を行いました。川通中の亀池は、亀や金魚、モツゴ(クチボソ)といった多様の生物が共存する場所です。その環境を保全することは、環境保全の視点、動物愛護の視点からも重要な取り組みです。今回、科学技術部の生徒に水の入れ替え、壁面や底の掃除を行ってもらいました。科学技術部のみなさん、ありがとうございました。

 さて、「自然だから人間は手を加えず、何もしなくてもよい」と言って放置することは、環境保全、自然を守ることなのでしょうか。実は、人が適切に手を入れることで環境を維持・継続することができるのです。みなさんは、ビオトープを知っていますか。ビオトープは、その地域にすむさまざまな野生生物が生息することができる空間のことを指します。ビオトープの空間では、生物の多様性や食物連鎖が成り立っており、人がほとんど手を加えることなく、その場の生物だけで成立しています。しかし、一時的な生産者の増加や消費者の減少、分解者の減少など多様な要因で、生態系は崩れてしまいます。そこを適切に支援するのが人間の役目です。入り込んだ落葉を適度に取り除くことで、分解者の負担の軽減、過度な消費者の増加を抑えることができます。環境の保全にとって、人の手は重要な役割を担っているのです。ぜひ、みなさんも環境保全について考えてみてください。

 ビオトープのような多様な生物が共存する環境はまるで、学級のようですね。学級においても、いろいろな個性・性格をもつ人と協調しながら、よりより環境を構築し、自分たちの成長の場としています。教員は、生徒が成長する空間としてよりよくなるように指導・助言をしているわけです。1学期を通して、さまざまな経験を積み、成長してきました。2学期は、さまざまな行事があり、学級・学年としての“集団”としての成長の機会です。係・委員会など自分の仕事を責任もって行うことはもちろんのこと、困っている人や他の仕事をしている人を助けるために一声かけるような姿が見られると素敵な集団になりそうですね。亀池の生物やビオトープで暮らす生物のように、みなさんもほどよい距離感で、協力しながら、過ごしやすい環境をつくっていきましょう。

 夏休みもあと3週間、夏休みの課題や自習学習、早寝早起きなど学習習慣、生活習慣に気を付けながら過ごしましょう。

  • 2024年08月06日 15:28

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