講話朝会「いじめ撲滅強化月間『思いやりをもとう!』」

6月12日(木)

 本日、校長先生による講話朝会を行いました。校長先生からは、はじめに、先週行われた市学校総合体育大会を参観した際の感動した内容について話がありました。「川通中のスローガン『一生懸命はカッコイイ』を見事に体現してくれた。この大会で部活を引退する3年生もいる。残った1、2年生は、力をつけて新人戦に臨んでほしい。」との話と、県大会に駒を進めた選手たちにエールが送られました。

 次に、川通中学校運営協議会での「『生徒が地域に出て、地域の役に立つような子どもを育成したい』との話し合いのもと、ボランティア登録制度を今年度からスタートし、さっそく地域の方々からボランティアの依頼が来ています。この機会を大切にし、異年齢の人と関わりをもって、自分を高めてほしい」との話がありました。

 そして最後に、6月のいじめ撲滅月間に関連して、中学校3年生が書いた人権作文『嘘』の範読がありました。

 

 女子グループで気に入らない人の悪口を言い合うようになり、いい気分ではないが、空気が悪くなると思い黙って聞いていた少女。自分の仲のよい友達の話になったときに、「私が次のターゲットになるかもしれない」と思い、自分の保身と友達を天秤にかけ、友達の悪口に同調してしまった。しかし、時間が経つにつれて、自分の心に嘘をつきたくない。つかせたくない。との気持ちが強まり、友達を裏切った自責の念にかられたという話でした。

 

 生徒たちはしっかり顔を上げ、真剣に校長先生の範読を聞いていました。この話を通して、校長先生から「辛い思いをしている人は、近くの大人に助けを求めてください。抱え込まないでください。先生たちはみなさんを守ります。」「思いやりをもとう!約束しよう!」と強い想いを伝え、Believeを弾き語りました。

 悪口からは何も生まれません。そして、後悔は何をしても消えません。一人ひとり考え方はさまざまだという前提に立ち、安易に周囲に合わせるのではなく、思いやりの心をもって自分で考え、行動することが大切です。思いやりを忘れた発言、行動によって、人は傷つきます。多様な価値観・個性をもつ人たちでともに過ごす学校生活の中で、心を耕し、豊かにしていきましょう。

  • 2025年06月12日 20:00

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