1年 着衣泳

7月7日(月)

 1年生の保健体育の水泳の授業で、着衣泳を行いました。

 夏といえば、海や川、プールなど夏特有のレジャーは楽しいことがいっぱいありますが、一方で、痛ましい水難事故が毎年全国で発生しています。水難事故の7~8割が服を着たままの状態で起こっているそうです。万が一、洋服のまま海や川に落ちてしまったときに、自分の命を守る方法を学習しました。

 はじめに、実際に服をきたままプールに入り、動きにくくなることを体験しました。着衣のまま水に入ると、水を吸った衣類は重くなり、さらにシャツが自分の身体にまとわりつくので、歩くのにも一苦労している様子でした。次に、大の字で仰向けの姿勢になる「背浮き」の練習をしました。最初は、うまく浮かべる生徒は少なかったですが、「体の力を抜く」、「体をまっすぐにする」などのコツをつかみ上手に浮くことができました。そして、見学者に2Lのペットボトルを投げてもらい、ペットボトルを使って上手に浮く練習をしました。身近にあるものが、命を守るとても大切なものになるということを学びました。最後に、着衣状態で一番効率のよい泳ぎ「エレメンタリーバックストローク(背浮き状態での平泳ぎ)」を練習しました。クロールや背泳ぎに比べて、泳ぎやすいことを実感することができました。

 水難事故に遭遇した時は、誰もが心の準備ができていません。状況にもよりますが、すぐに助けがくるかどうかもわかりません。着衣泳のポイントは「浮いて待て」です。これが水難事故で体力を温存し、生存率を上げるために一番大切なことです。 いざというときに、「自分の命を自分で守る」行動ができるよう、ぜひ本日の学習を覚えていてほしいです。

 安全に海や川に遊びに行き、楽しい夏を過ごしてくださいね。

  • 2025年07月07日 19:12

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