朝清掃

6月7日(金)

 川通中では、火曜日から金曜日の8:40~8:50の10分間朝清掃を行っています。日頃使用している校舎内の教室、廊下、流し、トイレ、昇降口等を清掃し、清掃後に反省会を行っています。効率よく、隅々まで雑巾がけをしたり、協力して机やイスを運んだりする姿が毎日見られています。

 清掃や日直、週番などの当番活動は、学校という組織の一員として自分の役割を理解し、役割を果たすことで、学校でよりよく生活できることを経験する機会です。また、班員や仲間と協力することの必要性を感じ、意義(物事の価値や重要性)を理解する機会となります。「たかが清掃、されど清掃」です。何のために清掃をやるのかを考えることが、何のために進学するのか・働くのか、労働とは何かなど、これからの進路について考えるきっかけになります。「たかが」と思うのではなく、自分を成長させる機会だと思い、取り組みましょう。

 2017年の国立教育政策研究所の報告書によると、アメリカ、イギリス、中国、シンガポール、フランス、ドイツ、日本、韓国の8か国のうち、清掃をする国は中国、日本、韓国の3か国だけでした。学校で清掃をするという文化は、海外と比較すると少数派ということが分かります。一方で、みなさんはスポーツの大会を観戦した日本人サポーターが、スタジアムに残されたごみを拾っており、模範的な行動と海外メディアに取り上げられたことを覚えていますか。このごみを拾うという行為は、学校で清掃をする習慣をもつことや、感謝の気持ちを行動で示すという日本の文化が背景にあるのではないでしょうか。このような行動は自分だけでなく、他の人から見ても気持ちのよい行動ですね。

 日々の清掃が、生徒だけでなく、教職員も含めて過ごしやすい環境をつくっています。これからも「されど」清掃と思い、日ごろの感謝の気持ちを込めて清掃を行えるといいですね。

  • 2024年06月07日 16:00

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