避難訓練・引渡し訓練

6月15日(土)

 本日、竜巻と火災を想定した避難訓練及び災害時を想定した集団下校・引き渡し訓練を行いました。校長から「4分41秒という短い時間でしゃべることなく、速やかに避難できた。火災発生時の避難は、煙を吸わないように腰をかがめ、ハンカチに口を当てることが大切」という話がありました。また、平成25年にさいたま市岩槻区で起こった、埼玉県内過去最大級の被害をもたらした竜巻についての話がありました。平成25年9月2日14時00分頃発生した竜巻は、約19km、幅300mという広い範囲の1003棟に被害をもたらしました。被害として窓ガラスの破損、教室窓の破損、屋根のはがれなどでした。竜巻は突風によって思いもよらぬ被害を生みます。過去の被害状況から、窓をはじめとしたガラスの破損や物が飛んでくることが想定されるため、本日は、竜巻の被害から身を守る自助としてのシェルターづくりや窓の施錠、カーテンを閉めるなどの避難行動をとりました。

 竜巻の避難訓練後、第2理科室から出火したという想定で、校庭への避難訓練を行いました。4月12日(金)の避難訓練で確認した経路で、素早く避難することができました。帰りの会後、災害時を想定し、集団下校・引き渡し訓練を行いました。集団下校では、グループごとに自宅が倒壊していた場合の集合場所の確認や下校経路の確認を行いました。校長からの話に、避難後は自分に何ができるのかを考えられるといいですねという話がありました。本日の訓練を通して、自分の身を守ること(自助)と他の人の手助けをする(共助)ことの大切さを感じてほしいです。人間にはリスクや危険を過小評価し、事態が悪化しないという楽観的な見方を維持しようとする「平常性バイアス」というものがあります。みなさんが率先して避難訓練で学んだことを発信し、自分だけでなく周りの人も助けられる素敵な人になってください。

 引き渡しのためにご来校いただいた保護者の皆様、暑い中ありがとうございました。また、集団下校の見守りをしていただいた地域の皆様、ありがとうございました。

 

<参考>

埼玉県,Ⅲ 県内過去最大級の被害をもたらした竜巻について

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/27139/05-chapter3.pdf

  • 2024年06月15日 15:00

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